神村学園高等部 武雄校舎

多様性の時代なのに、苦手科目も学ぶのはなんで?

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icon_q多様性の時代とか、「好きなことで生きていく」みたいな言葉があるけど、それなのにどうして5教科全部を勉強して、テストまで受けないといけないのかなーって不思議です。私は英語が苦手なので、できればやりたくない。得意科目だけ学ぶんじゃだめですか?(西海市/LA)


icon_aお前はなんば言いようとか。確かに多様性の時代ち言われとる。ばってん、中学までの義務教育で学ぶことは、社会で生きていくための基礎になる部分。「翻訳も計算もスマホで一発でできるやん」っちいう生徒もおるけど、それやったら計算する方法もわからんまま、全部機械任せになるぞ。それに、一度学んでみたから「苦手やな」とか「もっと探究したい」とかわかるもんたい。苦手やと思っとったけど、頑張って少し深く学んだら好きになったっちこともある。多様性っちいう言葉は、好きなこと以外せんでもいいっちいうことやなか。楽な方に逃げようとして、可能性を狭めるのはもったいないことたい。オレが思う高校時代の多様性は、クラスの中に体育が得意なヤツがおって、苦手なヤツもおる。ばってん、体育が苦手なヤツはクラスで一番英語ができるかもしれん。そうやって個性を認め合って、お互いに高め合えることやと思う。人には、上も下もない。苦手なことも、得意なことも個性のひとつ。苦手なことにも取り組めるのも、学生時代だけかもしれん。よそ見しとらんで、学校生活を思いきり楽しんどけ。以上。


成長したいと思うとき、人は悩むもんたい。
だけん、若者よ、大いに悩みんしゃい。
そん悩みに、ちょっとヘンな「アニキ」が
ホンネと佐賀弁で答えてやるたい。
ホンネやけん、内容は辛口たい。それでもよかったら、
問い合わせメールから、どんどん送っちくれ。

佐賀の通信制高校で働くアニキより

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