神村学園高等部 武雄校舎

★レポート★ 前期卒業式~一人ひとりが主役になれる武雄校舎~

平成29年度前期卒業式が9月30日(土)に行われ、
男子3名、女子1名の計4名が
武雄校舎を巣立っていきました。

4名の生徒が違う思いを持って入学し、
迷いながらも信じた道を歩み続けた高校生活。
それぞれの熱い志を持って、
卒業式当日を迎えました。

少人数の卒業式らしく、校舎長の式辞は
生徒一人ひとりとの思い出を振り返っていく
世界にたった一つの贈る言葉になりました。

校舎長が思いを届けたかった相手は卒業生だけではありません。
高校生活を支え続けた保護者様にも伝えたいことがありました。
家とは違う、わが子の「学校での顔」を知り、
凛々しい表情で当日を迎えた生徒たちの
成長を実感してほしい。その思いは保護者様に通じたと思っています。

思春期の生徒たちは、保護者様には
素直になれない時期があったかもしれません。
少しずつずれてしまった親子の心の距離がぐっと縮まった瞬間でした。

また、卒業生代表の挨拶も感動的なものになりました。
緊張しながらも順調に話していた生徒でしたが、
ただ一言…。両親への感謝の言葉を述べようとした時、
今までこらえていた思いと涙があふれ、
次の言葉がなかなか出てきませんでした。

それでも必死に届けた「ありがとう」の言葉は
生徒の両親をはじめ、大人たちの胸を熱くさせました。
司会進行役のスタッフも、涙をこらえるのに必死だったそうです。

大人数でのにぎやかな卒業式もいいですが、
少人数だからこそ、新しい世界へ旅立つ生徒一人ひとりと
しっかりと向き合うことができた卒業式。

当日は雪も桜もありませんでしたが、
秋を知らせる爽やかな風が
卒業生の背中をそっと押し、
やさしく送り出してくれました。

卒業生の皆さん、いつでも先生たちに会いにきてくださいね。
このブログを読んでいる中高生のみなさんも、
武雄校舎にぜひ遊びに来てください。

神村学園高等部 武雄校舎